日本の世界遺産は年々あたらしく登録され増え続けています。 その中でも日本の中で一番最初に世界文化遺産として1993年に登録されたのが姫路城と法隆寺です。
京都の文化財の世界遺産登録が１９９４年なので、京都よりも早い登録ということになります！
姫路城についてユネスコの世界遺産委員会は、木造建築の傑作だと賞賛しています。

●白亜の漆喰の使用と、建築構造の美的完成度やバランスが木造建築の中でも傑作であり世界的にも類を見ないこと

●１７世紀に建てられている木造建築でその保存状態がよく、日本の城郭の構造を最も良く示していること
などが評価されました。

姫路城は築城以来４００年一度も戦火にさらされていません。
別名「不戦の城」とも言われるくらいです。

世界大戦の戦争中も空からの空襲の目標にならないように、姫路の市民がお城を守ろうと姫路城を黒い布で隠していたそうです。
それでもただ、一度、焼夷弾が当たったことがあるそうです。
しかしその爆弾が奇跡的に不発弾だったことで火災になりませんでした。
空襲で焼け野原になった姫路の街にはただ姫路城が悠然と立っていたそうです。