うわぁ!登れるかなぁ?しり込みしてしまう階段
千姫天満宮と男山八幡宮がある男山には、おもわず参拝を躊躇しそうな階段が!!

すっごく急な階段!




男山には198段の階段があります。(360度写真へ)
この男山は、小さな丘のような山ですが、男山八幡宮と千姫天満宮があり、また頂上には貯水池公園があります。


その貯水池公園までの階段がとても急なので、普段運動をしていない人は、筋肉痛覚悟で上らないといけないかもしれません。


男山頂上の公園から見る姫路城は、世界遺産姫路城十景のひとつに選ばれています。


階段の途中に左にそれる道があり、男山八幡宮と千姫天満宮へ通じます。

千姫が毎日祈りをささげた天満宮


千姫は天神(菅原道真)を信仰していました。
長男幸千代をわずか三歳で亡くし、夫忠刻も病気がちになると、千姫は化粧櫓から望むことのできる男山に天満宮(写真左)を建立し、 城内で守護神として安置していた天神木像を天満宮に移して、跡継ぎの誕生と夫の回復を毎日のように祈り続けました。


この天満宮は男山の中腹にあり、城内から遙拝できるよう東向きに造営されています。

携帯電話の待ち受け画面にすると願いがかなうかも!?


姫路城内西の丸長局からみる男山


千姫は、城内の化粧櫓近くから男山の天満宮に向かって祈りをささげたといわれています。 百間廊下(長局)から男山を携帯電話で写真をとって待ち受け画面にすると願いがかなうかも!?

千姫は、姫路城内長局「1」から男山天満宮「2」を遥拝していました。


天満宮には、千姫の実家の徳川家の葵紋と天満宮の梅紋を見ることができます。


千姫は天満宮に魔よけの羽子板を奉納しています。
その羽子板にあやかり、千姫天満宮の絵馬は羽子板の形をしています。


この絵馬は、男山のふもとの水尾神社の社務所で買うことができます。
また切手を貼って、郵送することもできます。
政略結婚が当たり前だった戦国時代において恋愛結婚を成し遂げた千姫にあやかろうと、恋成就の願い事が書かれた絵馬も多く見られます。


尾張徳川家21代 徳川義宣 参拝記念碑もあります。

戦いの神!八幡神を祀る社!


千姫天満宮よりも少し山の上に上がると男山八幡宮があります。
この男山八幡宮は、 1345年に最初に姫路城を築いたとされる赤松貞範が、城を築城する際に鎮守社として京都の石清水八幡宮から分霊し男山に祀ったのがはじまりとされ、 歴代の姫路城の城主が信仰したと言われるのが男山八幡宮です。
八幡宮に祀られる八幡神は戦いの神とされ、また源氏との結びつきが強いことから多くの武将が崇拝した神です。




石の鳥居は、1704年33代目の姫路城城主となった榊原政邦(まさくに)が社殿を作り変えたときのもの。


千姫天満宮・男山八幡宮への経路
姫路駅から神姫バスで約7分。「市之橋・文学館前」下車、北へ徒歩約5分。
姫路城の大手門前から約1キロ(好古園と姫路城との間の道を通って)。徒歩15分ほど。
千姫天満宮・男山八幡宮の御朱印やお守り、絵馬などは男山ふもとの水尾(みお)神社で購入できるようです。
ご連絡先も水尾神社になっています。

〒670-0021
姫路市山野井町1-3
079-291-1550(水尾神社)